LIXIL(INAX)の便座交換の手順とチェックすべき便座のサイズと種類
この記事では、便座交換をするにあたって知っておくべき知識と、便座交換の基本的な手順をご紹介します
LIXIL(INAX)の便座交換の手順とチェックすべき便座のサイズと種類
便座交換をする前に知っておくべき知識としてトイレ・便座の種類とサイズを確認していきます。
INAXの便座交換の手順とチェックすべき便座のサイズと種類【広島市】
トイレの種類
トイレの種類は、大きく分けて以下の3つです。
- 組み合わせ:タンクと便器が別々になっている
- タンク一体:タンクと便座が一体になっている
- タンクレス:タンクがない(複数の給水方式があります)
一般的には、タンクレス<タンク一体<組み合わせの順で予算が高くなり、工事の手間も増えます。
便座の種類
便座の種類は主に3つです。
- 普通便座:付属機能が一切ついていない
- 暖房便座:便座を温める機能がある
- シャワートイレ:温水洗浄機能がある
現在の主流は、洗浄機能の付いたシャワートイレです。
サイズ
便座はサイズも異なります。LIXIL(INAX)の洋風便座は、標準サイズ・大型サイズの2種類があります。
シャワートイレには大型共用サイズとシャワートイレの小型サイズがあり、大型共用サイズは洋風便器の大型と標準どちらのサイズにも組合せ可能です。
シャワートイレの小型サイズ(シャワートイレKS220タイプ)は旧カスカディーナ便器専用のため、ほかの便器には合わないため注意が必要です。
便座の交換方法
ここからは、既存の温水洗浄便座の交換方法を順序に沿って解説します。※参考例になりますので、詳細はお問い合わせください
1.便器のサイズを測り、互換性を確認する
作業に入る前に、元の便器と便座のサイズを測り、交換する便座のサイズと合うか確認します。サイズを測るときには、便座を取り外した上で、便座取付穴から便器先端までの寸法を測るようしてください。
2.止水栓を閉める
作業中に水が漏れないよう、止水栓を閉めます。マイナスドライバーを使用して、時計回りに回します。
止水栓が閉まったら、給水管に接続されているシャワートイレ用のホースを取り外します。止水栓を完全に閉めていないと水漏れしてしまうので、注意してください。
止水栓の位置はこちら
3.プラグを抜く
次に、シャワートイレのプラグを抜きましょう。プラグを抜かずに作業をすると、感電や誤作動の恐れがあります。
4.給水管とシャワートイレのホースを取り外す
給水管とシャワートイレのホースを取り外します。給水管周りの作業はこれで終了です。
5.既存の便座を取り外す
続いて古い便座を取り外します。大抵の便座には、側面に本体取り外し用のボタンが用意されているので、ボタンを押しながら手前に引いて取り外します。
便座を取り外した際に汚れが溜まっているケースが多いので、汚れを拭き取るようにしましょう。
6.新しい便座の取り付け
次は新しい便座の取り付けです。便座取付穴に付属品を取り付けたら、シャワートイレ用の給水ホースを便座本体に繋ぎます。そして奥に向かってスライドさせるように便座を取り付けてください。
7.給水ホースの取り付けとプラグの差し込みを行い、動作を確認する
最後に、給水ホースを給水管の接続金具に取り付け、プラグの差し込みを行ったら、便座交換完了です。最後に動作の確認を行います。
まとめ:便座交換の前にはサイズと種類を要チェック【広島市】
便座交換を依頼されたときには、まず顧客が求める便座の性能と予算を確認し、顧客に合った便座を選ぶようにしてください。元のトイレのサイズや種類も忘れずにチェックしましょう。
シャワートイレ(ウォシュレット)は、陶器でできた便器の上に載せて取り付けます。取り付けのための穴が便器に開いているのですが、国内のメーカーのもの(ほとんどはTOTOかINAX)であれば、取り付け穴の間隔は国内では「140mm」に標準化されており、どちらのメーカーでも取り付けられます。
便器の大きさには「標準」と「大型」の2種類(便器の縦の長さが30mmくらい違う)がありますが、国内のメーカーのシャワートイレ(ウォシュレット)は、「標準」「大型」兼用になっており、どちらの便器にも取付可能です。
つまり、便器がTOTOかINAXのどちらかであれば、シャワートイレでもウォシュレットでも取付可能です。
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