洗面台の排水詰まりは、目に見える部分だけでなく、床下などに水漏れします。特に排水の詰まりは目に見えるヘアキャッチャー部分だけを掃除しても排水の詰まりが解消されないことがあります。
ここでは排水詰まりの原因や対処法について詳しく紹介します。
広島市|「洗面台のつまりや水漏れ」・排水の水漏れ修理方法
洗面台がつまる原因は4つある
洗面台がつまってしまう原因で、1番に想像がつくのが髪の毛ですよね?この他にも洗面台がつまる原因は4つあるので紹介します。
1. 髪の毛
毎日洗面台で髪の手入れをしていると抜け毛が排水口にたまり、つまる原因となります。
2. 石鹸カス
石鹸でも液体型と固形型がありますが、固形型の石鹸は使用していると石鹸が細かく割れてしまい排水口の中でたまりつまりの原因になります。また、石鹸の泡などが排水溝の中で少しずつたまって固まり、やがてつまりの原因となります。
3. 歯磨き粉
石鹸と同じ理由でもつまることがありますが、歯磨き粉のフタを排水口に落としてつまらせる原因になることもあります。
特にホテルなどでもらってきた小さい歯磨き粉についているフタは、ゴミ受けでキャッチしきれずに流れてしまいつまりの原因となります。
4. アクセサリーやヘアピン
アクセサリーやヘアピンなど、小さい固形物を誤って落としてしまうことはよくあることです。これも洗面台をつまらせる大きな原因の1つとなります。
様々な原因でつまってしまった洗面台を放置すると完全に水が流れなくなったり、洗面台内に水が溢れてしまいます。水が溢れてしまうとカビなどが発生して、壁や床が傷んでしまう恐れがあります。
排水口をつまったままにしておくと排水管に余計な負担がかかり、排水管が破損してしまう恐れもあります。そうなると思わぬ出費となり家庭にも痛手になります。つまりを発見したら、早めに対処することを心がけましょう。
洗面台でつまりやすい3箇所
洗面台の中でつまりやすい箇所を頭に入れて原因を探れば、つまりを解消する近道になります。つまりやすい箇所を3箇所紹介します。
- 排水口の入り口についているヘアキャッチャー(ゴミ受け)
- 排水トラップ
- 排水管と下水管の接続部分
洗面台の排水口には排水トラップというものが取り付けられており「S字トラップ」と「P字トラップ」という2種類あります。
S字トラップ
洗面台の下に収納棚がついている場合は、その中に排水が真下に流れるようにS字の排水パイプがついていることが多いようです。
P字トラップ
排水パイプが壁の真横に入っているタイプで、排水が真下ではなく横に流れていくようにP字のような形が特徴です。
どちらもキャップナットというものがついていて、それを外すことで誰でも簡単に掃除できるようになっています。
洗面台の軽度のつまりは市販のパイプ洗剤を使う
完全に水が流れないほど重症な場合は、この方法では解消できません。流れが悪い程度場合は、市販のパイプ洗剤を試しましょう。
準備
- ティッシュ
- パイプ洗剤
- スポンジ
- 古歯ブラシ
- ビニール手袋
1. 排水口のゴミを取る
排水口のゴミ受けを外しゴミや髪の毛、ヌメリを取る。髪の毛やヌメリはティッシュで拭きとればキレイに取れます。触るのが苦手な人はビニール手袋をはめて掃除する。
2. ゴミ受けをこすり洗いする
スポンジや古歯ブラシを使い、ゴミ受けをこすり洗いする。
3. パイプ洗剤を排水口にかける
パイプ洗剤をゴミ受けや排水口、排水管の中に吹きつけて20~30分程度放置する。
4. 排水口を洗い流す
水道水でしっかりゴミ受けや排水口、排水管を洗い流し完了。
パイプユニッシュが有名ですが、これでダメだった場合は業務用の洗剤を使ってみるのもオススメです。ただし、使い方は説明書をよく読んで注意点など確認しましょう。
洗面台の重度のつまりはラバーカップで解消しよう
市販のパイプ洗剤でダメなら、ラバーカップを使ってつまりを解消しましょう。
準備
- ラバーカップ
- 新聞紙またはレジャーシート
- 雑巾
- ビニール手袋
1. 洗面台の床にレジャーシートを敷く
水が飛び散ってもいいように、洗面台の周りに新聞紙またはレジャーシートを敷く。
2. 雑巾で排水口を塞いで水をためる
洗面ボウルの上の方に小さな穴があります。オーバーフロー口といいますが、この穴を雑巾などで塞いで排水口をラバーカップで塞ぎ、ラバーカップが隠れる程度水をためる。
3. ラバーカップを排水口に密着させて押し付ける
ラバーカップを排水口に密着させて、ゆっくり押しつける。
4. ラバーカップを引き上げる
ポイントはオーバーフロー口を塞ぐことと、ラバーカップを押しつける時はゆっくり静かにし、引き上げる時に力を入れることです。上手くできればゴボッゴボッと気持ちよく排水が流れます。
10分以上繰り返してもつまりが解消されなければ、この方法では解消できないつまりが起こっているので別の方法を試しましょう。
ワイヤーブラシを使ってつまりを解消しよう
準備
- ワイヤーブラシ
- 雑巾
- 古歯ブラシ
- ビニール手袋
1. 洗面台の床にレジャーシートを敷く
水が飛び散ってもいいように、洗面台の周りに新聞紙またはレジャーシートを敷く。
2. 排水口にワイヤーブラシをゆっくり入れる
排水口からワイヤーをゆっくり入れて、向きを変えながら排水管に沿って優しくワイヤーを奥へと進める。
3. ワイヤーブラシを回転させてゆっくり抜く
ワイヤーの進み具合が悪くなったら、つまり箇所に到達した可能性が高いため数回ワイヤーを回転させてからゆっくりワイヤーを引き抜き抜く。
4. ワイヤーブラシに付いた汚れを取る(数回繰り返す)
ワイヤーを引き抜きながら、雑巾でワイヤーについた汚れを拭き取る。ワイヤーの先端にはゴミを引っかけるヘッドがあり、ヘッドについた汚れも雑巾で拭き取る。手順2、3を繰り返してつまりを取り除く。
5. まりが解消されたか水を流して確認する
ワイヤーが引っかかる箇所がなくなったら排水口からゆっくり水を流し、つまりが解消されたか確認し流れたら完了。
ここまでしても洗面台のつまりが解消できない時はもうお手上げです。排水管のつまりが原因の場合は、プロの業者に高圧洗浄を依頼しましょう。
洗面台のつまりを予防する3つの習慣
毎日使う洗面台がつまってしまうと、洗面台が使えなくて不便です。そこで洗面台の排水口をつまらせないように予防しなければいけません。
つまりを予防するには、ヌメリの原因となる物質をなるべく排水口に流さないようにすることです。
1. 使った後は簡単に掃除する
普段から洗面台を使い終わった後はゴミや髪の毛はすぐに取り除き、ホコリや石けんの泡を水でよく流しましょう。
また、歯磨き粉のフタやアクセサリー類などの小物を排水口に流さないように気をつけましょう。小物も排水口のつまりの原因になります。洗面台を使う時はアクセサリー類は外し、万が一小物を落としてしまったらすぐに拾うなど注意しましょう。
2. 排水口にフタを設置する
髪の毛やアクセサリーを網状の部分でキャッチし、排水管に落ちないようにするフタが市販されているので取り付けてみましょう。網状の上に髪などの汚れがたまるのでお手入れも簡単です。
この網状のフタは様々な大きさがあるので、購入する前にお家の排水口の大きさを調べてから購入しましょう。
3. 排水口を定期的に洗浄する
準備
- 重曹
- お酢またはクエン酸
3-1. 排水口に重曹をたっぷり振りかける
排水口に重曹(粉末)を200g程度振りかける。
3-2. お酢またはクエン酸を振りかける
重曹の上からお酢またはクエン酸を100cc程度振りかけるとシュワシュワ~と泡立つので1時間程度放置する。
3-3. お湯を使って排水口を洗い流す
たっぷりのお湯を使って排水口を洗い流して完了。
ヌメリの原因物質を完全に取り除くことは難しいので、1~2週間に1回は排水口掃除しましょう。
洗面台のつまりが直せなかったら業者に依頼しよう
今回は洗面台の排水口のつまりを自分で解決する方法や、予防法を紹介しました。自分でできることを試してつまりが解消されれば一番ですが、どうしても解決できない洗面台のつまりは、もうプロの手を借りるしかありません。
特に排水管となると高圧洗浄といって特殊な機械で水に圧力をかけて、排水管内をキレイにする方法でなければ汚れを取り除けません。
まとめ:広島市|「洗面台のつまりや水漏れ」・排水の水漏れ修理方法
- 洗面台は髪の毛、石鹸カス、歯磨き粉、アクセサリーやヘアピンなどがつまりやすい
- 洗面台の中でつまりやすい箇所は3つある
- 軽度のつまりは市販のパイプ洗剤、重度のつまりはラバーカップで解消しよう
- 上からのアプローチで洗面台のつまりが解消されない時はワイヤーブラシを試してみてみよう
- こまめな掃除と排水口の穴に網状のフタをつけることで、洗面台のつまりを予防しよう
「自分で修理ができる場合」と「自分で修理ができない場合」を見極めましょう!
DIYに慣れてない方が修理しようとすると、かえって悪化してしまう恐れがあります、症状が悪くなる前にできるだけ早く、水まわりの専門業者に【無料】の電話相談しましょう↓
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