【広島市】水道修理・水道管パイプの接着方法・接着剤の種類について

水道パイプの接着剤 漏水のトラブル

水道管とは塩ビ管(塩ビパイプ)(VP)です、ポリ塩化ビニルまたは塩化ビニル樹脂の事で、プラスチックのことです。塩ビは高温に弱いですが、難燃性で燃えにくいです。なのでゆっくり塩ビ管を炙ることで曲げたり引き伸ばしたりという加工が可能です。ただし、難燃性とはいえ炙りすぎると溶けたりする恐れがあります。塩ビ管の内部は摩擦抵抗が非常に少なく、水はもちろん汚れがつきにくいです。

今回は2種類の塩ビパイプの施工方法を紹介します。

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広島市|水道修理・水道管パイプの接着方法・接着剤の種類について

「硬質ポリ塩化ビニル管(UnplasticizedPoly(VinylChloride)(PVC-U)Pipes)」ですが省略して塩ビ管、塩ビパイプと呼ばれています。加えて耐久性や耐候性(屋外で使用した場合の耐久性のこと)があるため、長期間使用することが可能です。このような特性なため、塩ビ管は給排水の配管を施工する際に資材としてよく使われます。

水道用パイプ 硬質ポリ塩化ビニル管

【水道用パイプ】硬質ポリ塩化ビニル管・グレー色の一般的な塩ビ管

【水道用パイプ】硬質ポリ塩化ビニル管(VP)・グレー色の一般的な塩ビ管

【接着剤VP用】

【接着剤VP用】

水道用パイプ 耐衝撃性硬質ポリ塩化ビニル管

【水道用パイプ】耐衝撃性給水配管(HIVP)、紺色で圧力のかかる所に使用する

【水道用パイプ】耐衝撃性給水配管(HIVP)、紺色で圧力のかかる所に使用する

【接着剤HIVP用】

【接着剤HIVP用】

水道用パイプの施工方法

水道パイプの施工方法ですが、「継手」と呼ばれるパイプを繋ぎ合わせていく商品との接合には、専用の接着剤を用いて施工をします。

【手順】

  • それでは接着を行う場合の注意点ですが、塩ビ管は必ず「面取り」を行ってください。
  • パイプの外面の先端部分を削り、新たに斜めに面を出す作業を行います。切っただけのパイプの先端を加工してからパイプへ挿入します。
  • まず接着剤を塗る前の注意事項ですが、接着剤を塗る前には、パイプや継手の塗布部分の水分や油をウエスで拭き取りましょう。水分や油分があると接着不足の原因になってしまいます。
  • そして接着剤の塗り方ですがこのようにパイプと継手に薄く、ムラ無く、塗り残しの無いように塗布してください。塗り残しが無いように注意してください。
  • そしてよくある間違いなのですが、接着剤の塗り過ぎは禁物です。しっかりと接着しようとの塗りすぎはダメなのです!塗り過ぎてしまうと、パイプや継手に「ソルベントクラック」と呼ばれるひび割れが出来たり、管の外面にシワが出来てしまったり、管のふくれ(膨潤)や管の閉塞や水道水の異臭が発生します。

※ パイプを切っただけや、かえりやバリがある状態では差し込まないでください。先程のように接着剤を使用するのですが、面取りが無く、挿入しますと継手内面の接着剤をかき取られてしまい、接着強度が低下します。そうなると、強度が低下した部分が止水しきれずに漏水などの原因になります。

パイプを継手に接着して挿入後、しっかりと押さえることが重要!

そして、しっかりと一定時間(約30秒)、挿入後保持します。一定時間保持しないと、継手もテーパー形状しているために、管が抜け戻ります。抜け戻ってしまうと接着強度が低下してしまい、水圧で継手が抜けてしまう場合があります。

※ 使用する接着剤ですが、溶剤の臭気のしないような古い接着剤や、液体が「どろっ!」とゼリー状になっている商品は接着不良の可能性が高いので使用はしないでください。多い事故例はやはり、接着剤がしっかりと塗られていない場合や、塗られていない部分からの抜け事故が一番多いですから注意しましょう!

水道水の異臭の原因

水道水の異臭の原因は、接着剤がしっかりと乾燥される前に通水してしまう場合に起こります。乾燥前に通水することで、接着剤がゼリー状となり、固まらずに水道水異臭味の原因になってしまいます。ですから接着剤を塗布し、接合する場合には、接着剤を塗布した後は速やかに挿入します。

塩ビ管施工で使われる道具

  1. パイプソー
  2. メジャー
  3. マジック
  4. 塩ビ管用接着剤(VP)(HIVP)
  5. ヤスリ(平)
  6. メントリー
  7. カッター
  8. 塩ビカッター

水道管・VP管(厚肉管)と排水管・VU管(薄肉管)の違いは?

VP管は「厚肉」、VU管は「薄肉」と定められていますが、実際にどれくらい厚みが異なるのでしょう。例えば呼び径50のパイプですと、外径はいずれも60mmで同じですが、VP管が厚さ4.1mmに対し、VU管は1.8mmと、その差は2.3mmで56%も薄くなり重量も4m管ですと、 VP管が約4.4kgに対し、VU管は約2kgと少しで、半分以上も軽くなっています。

まとめ:【広島市】水道修理・水道管パイプの接着方法・接着剤の種類について

塩ビ管とは水周りの給排水を行う配管として多く使われている資材です。方法さえ覚えてしまえば安価な道具で、誰でも簡単に水漏れしない塩ビ管同士の配管接続が可能です。

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