トイレつまり・便器から溢れてます!詰りの原因と直し方【広島市】

広島市・トイレつまり トイレのトラブル

トイレのつまりで困ってませんんか?「トイレのつまり修理」というと自分でやるのは難しいと思っている人も多いかと思います。しかし、「トイレのつまりの原因」によっては業者に修理を依頼しなくても自分で修理することも可能です。

トイレのつまりに対処するときは、何が原因でつまってしまったのかを把握することは大事です、原因を把握することは予防にもつながります。

この記事では、そんなトイレのつまりで困っている人に向けて、トイレのつまりを直す方法を紹介します。

トイレつまり・便器から溢れてます!詰りの原因と直し方【広島市】

トイレ便器のつまり逆流・あふれ

トイレを流したら「詰まって流れなくなった!」トイレが詰まったら続けてレバーを押して流すのは危険です。高い確率でトイレの水はあふれます。1回流して詰まった場合でも、便器のギリギリであふれずに水は止まります。トイレが詰まった時は、2回水を流さないようにしましょう。まずはトイレ壁か床にある止水栓(水を止めたり、水勢を調整するための栓)を閉めましょう。

トイレの仕組みと構造

トイレのつまりに関する具体的な対処法を紹介する前に、どのような仕組みで処理を行っているのかを理解しておく必要があります。その仕組みを知ることで、つまってしまう原因や予防方法などもわかるようになるのです。ここでは、トイレの仕組みや構造に加えて、名称なども合わせて解説していきます。

洋式トイレの構造

ほとんどの家庭では洋式トイレが利用されることが多いため、今回は洋式トイレにスポットをあて、その名称と構造について説明していきます。私たちは、便器で用を足したあと洗浄ハンドルを動かし水を流します。その後、手洗吐水口と呼ばれる水が流れる手洗い口で手を洗うという流れです。その一連の動作を行うときに、タンクのなかではさまざまな処理が行われています。タンクは流すための水を溜めるタンクです。そのなかには、フロートゴム玉とボールタップ、オーバーフロー管が設置されています。

フロートゴム玉とは、タンク内の水を便器に流したり止めたりするもので、洗浄ハンドルと連動しています。洗浄ハンドルを動かすとフロートゴム玉が上下するのです。ボールタップとは、給止水を行う浮き玉のことをいいます。オーバーフロー管は、便器に水を流すための管で、ボールタップが故障したときにタンク外に水があふれないようにするのです。このように、タンクのなかにはそれぞれの部品が役割を担っています。そして、壁や床についている止水栓がトイレの元栓です。洋式トイレの構造と各名称がわかったところで、どのように動作するのか、その仕組みについてみていきましょう。

洋式トイレの仕組み

洋式トイレの仕組みはシンプルな作りであるにも関わらず、衛生的かつ機能的です。洋式トイレは、用を足してないときは便器とタンクに水が溜まっています。便器に水が溜まっているのは、単に汚れをつきにくくするためだけではありません。トイレは下水道とつながっているので、そのままでは嫌な匂いが充満してしまいます。そのような事態を防ぐために、便器と排水管の間に水でフタをしているのです。また、水を溜めることで、下水道から上がってくる害虫などの侵入も防いでいます。

用を足し、洗浄ハンドルを回すとフロートゴム玉が上がり、便器内にタンクの水が流れます。そして、汚物を水で下水に押し出すことができるのです。しかし、ここでタンク内に十分な水が溜まっていないと、水が流れにくくなります。1人が用を足したあとは少し時間を置いて、タンクに水が溜まるまで待つほうがいいでしょう。また、一度流して流れが悪いときも、少し待ってから流さないとタンクの水が溜まらず、流すことができません。一度の洗浄に必要な水が溜まってから、流すようにしましょう。

和式トイレの仕組み

「詰まり」は洋式トイレでも和式トイレでも起きるトラブルですが、どちらかというと和式トイレの方が起こりにくいといわれています。その理由は、便器の構造上、和式トイレの方が汚物や水が通る管が洋式トイレと比べて太いからです。

洋式トイレなら詰まってしまう異物も、和式トイレなら流れてしまうということが起こるわけです。また、和式便器は最近の新しい洋式トイレと比べてタンクの構造が古く、「節水」になってません。そのためタンクから流す排水の量が新しい洋式トイレよりも多く、それが異物を詰まりにくくさせているとも考えられます。その反面、その分無駄な水を使ってしまうというデメリットもあります。

和式便器に携帯電話など異物を落とした場合

和式トイレは便器自体が床の中に埋まっているので異物が奥の方で完全に詰まってしまった場合には便器を割って異物をとり出すしかありません。絶対に異物を落とさないようにしましょう。

トイレのつまりが疑われる症状

トイレがつまってしまうと、日常生活に支障をきたしてしまいます。つまってしまうのには原因があるものの、突然起きてしまうケースも多いのです。「もしかして、つまった?」と、そんなつまりが疑われる症状について紹介します。つまったといっても、症状にはいろいろな種類があります。もしそのような疑いがみられる場合、すぐに対処することで悪化を防ぐこともできるのです。

水が流れない

トイレのつまりが疑われる代表的な症状は、水が流れないことです。水が流れていかない様子をみて、はじめてトイレのつまりに気付く人も多いでしょう。レバーを回すとタンクの中の水が便器内に流れます。しかし、つまってしまうと、この便器内に流れた水が排水口に流れていきません。そのため、便器内に水があふれてしまうことになるのです。また、タンク内に何らかの原因がある場合もあります。

タンク内に問題があると、流れる水の量が少なくなる恐れがあり、それもまたつまりの原因になります。節水になるからといって、水を入れたペットボトルをタンクに入れ、水位を上げている人もいるかもしれません。しかし、この方法では汚物を流すために必要な水が確保できず、結果的につまりを引き起こしてしまうのです。まずは、レバーを回して何回か水を流してみましょう。水量が少なかったり、便器から排水溝までの流れが悪かったりする場合はつまりが疑われます。

便器の水位がいつもと違う

便器の中の水が、いつもより少ない様子をみかけたことがある人もいるかもしれません。便器の水の量がいつもと違う場合もトイレのつまりが疑われます。奥がつまっていることで便器の水位が下がったり、水が溜まりすぎたりすることもあるのです。試しにレバーを回して、水が勢いよく流れるかどうか確認してみましょう。水位がさらに上がってしまった場合、つまりを疑ったほうがいいといえます。

しかし、つまりを取ろうとしてそのまま水を何回も流し続けるのは危険です。奥がつまっているので、流し続けると水があふれ出してしまう恐れがあります。もし、レバーを回して水位が上がってしまったら、水を流す以外の方法でつまりを取るようにしましょう。

便器の奥から異音がする

水の流れや水位の変化だけではなく、便器の音からもつまりの症状が疑われます。便器の奥から、いつもしないような異音がする場合は注意が必要です。その異音がつまりのサインかもしれないからです。つまっている物が流れようとしているのに流れていかない場合、異音がするケースがあります。固形物がつまっているとなかなか流れません。そこで、無理に流そうとすると逆流したり、故障したりする可能性があるのです。

この場合に大切なのは、何がつまっているのかを特定することです。トイレに何かを落とした覚えがなくても、気付かないうちにポケットに入っていた物が落ちてしまったり、家族や子どもが何かを落としたりしているかもしれません。つまっている物によって対応方法も変わってくるので、何を落としたのか、つまっている物の正体突き止めましょう。

トイレがつまる原因

トイレがつまってしまうのには、さまざまな原因が考えられます。その原因がわかれば、つまりのリスクも格段に下げられるのです。小洗浄で大便を流すとつまりの原因になります。また、小便でもトイレットペーパーを使った場合は大洗浄を使いましょう。節水のために、ロータンク内にビンやペットボトルを入れるものよくありません。ここでは、日常生活でついやってしまいがちな、つまりの原因について紹介していきます。トイレを使用するとき、間違った使用方法をしていないかチェックしてみましょう。

水に溶けにくいものを流した

トイレは、汚物やトイレットペーパーを水に溶かすことで下水道へ押し出し、洗浄ができます。そのため、水に溶けにくいものや固形物を流してしまうとつまりの原因になるのです。つまりを起こしやすい物として、大量のトイレットペーパーやトイレクリーナーがあります。水に溶けやすい性質のものでも、量が多いとつまってしまうのです。他に、おむつやナプキン、ペットシーツなども水に溶けないので流してはいけません。

また、ポケットにハンカチやスマートフォンを入れ、滑り落ちてしまう状態も大変危険です。用を足すのに不要なものや落ちやすいものは、極力トイレ内に持ち込まないようにしましょう。気がつかないうちに、子どもがおもちゃを便器の中に落としてしまう場合もあります。そして、食べ残しをトイレに流すのも、つまりを引き起こす原因です。水に溶けにくいものを流さないように注意すれば、それだけつまるリスクも減らせます。トイレには小便、大便、トイレットペーパー以外のものは流さないようにしましょう。

水流の圧力が不足している

つまってしまう原因として、水流の圧力が不足していることもあります。洗浄するときには、レバーを回すことで一定の圧力の水が流れます。それによって、便器から汚物などを押し流すことができるのです。したがって、水流の圧力が不足していると汚物が配管に溜まり、つまりを引き起こしてしまいます。水流が弱くなる原因としてあげられるのが、タンク内の部品の故障です。部品の故障により正常な量の水をタンク内に溜めることができず、水流が弱くなるケースがあります。

そして、止水栓がしっかり開いていない場合も水流が弱くなります。普段トイレを使用しているなかで、止水栓の開け閉めをすることはあまりないかもしれません。しかし、水流の圧力不足が気になる場合は、きちんと開いているか確認するようにしましょう。

大便を小洗浄で流した

節水になるのではないかと思い、大便を小洗浄で流してしまう人もいるでしょう。しかし、この行為がつまりの原因となる場合があるので注意が必要です。小洗浄や大洗浄は流す汚物の種類によって水流などを設計しています。そのため、小洗浄で大便や大量のトイレットペーパーを流してしまうとつまってしまうのです。洗浄ハンドルが1つしかない場合は、大便の場合も小便の場合も同じように使用できます。しかし、洗浄ハンドルの奥と手前で小洗浄と大洗浄が別れている場合は、それぞれをしっかり使い分けるようにしましょう。

食品(残飯)を流した

食べ残したものをトイレに流すのも、つまりの原因になります。人間は食べ物を胃で消化し、不必要なものを大便や小便として外に出します。「大便が流れるくらいなら、その元となる小さくカットした肉や野菜なら流れるのではないか」と考えて流してしまう人もいるかもしれません。しかし、細かいからといって食品を流し続けると、流れなかったものが少しずつ蓄積していきます。もともとつまり気味だったところに、水に溶けないものを流すとつまりの原因になってしまうのです。

また、体調不良や二日酔いなどで嘔吐した場合、吐いたものによってはつまってしまうケースもあります。食品が原型を留めているような嘔吐をした場合には、早めに取り除くことが大切です。トイレは、大便と小便を流すために設計されています。小さいものだからといって食品を流すのは、つまりの原因になるのでやめるようにしましょう。

尿石が溜まっている

「水に溶けないものは流していないはずなのに流れが悪い、悪臭がする」というような場合は、尿石が溜まっている可能性があります。尿石が溜まることも、つまりの原因になるのです。尿石とは、尿に含まれるカルシウムイオンが固まったもので、便器の黄ばみの原因にもなります。これが、便器や配管に溜まってしまうことで、つまりや臭いの元になるのです。尿石は1回溜まってしまうと取り除くのが大変です。それは、時間の経過とともに、尿石は固く頑固なものになってしまうからです。

尿石を溜めないためには、こまめに清掃を行うことが必要です。こまめな清掃は、トイレ特有の悪臭を防ぐこともできます。もうすでに尿石が溜まっている場合、頑固な尿石は通常の洗剤やこすり洗いでは取りきれません。尿石を取り除くことが困難な場合は専門業者に依頼して取ってもらうようにしましょう。

トイレタンクのなかに異物がある

タンクのなかに異物を入れることもつまりの原因となります。節水のために、タンク内に水の入ったペットボトルやビン、レンガなどを入れる人がいます。こうすることで、タンク内の水位が上がり、洗浄ハンドルを回したときに流れる水の量が少なくなるのです。しかし、水の量が少なると水流や水圧も弱くなり、汚物が流せなくなってしまう可能性があります。見た目ではきちんと流れていても、水の量が少ないために奥のほうでは汚物が残った状態になります。この状態をずっと続けていくことで汚物が排水管を徐々に塞いでいき、結果的につまりにつながってしまうのです。

また、タンク内に異物を入れるとタンクの故障を引き起こします。ペットボトルなどを固定できるスペースはないので、時間の経過とともに移動していき、中の部品に引っかかってしまうのです。タンクが故障すると、汚物は流せなくなるのでつまってしまいます。そして、タンク内の故障は自分で直すことができません。そのため、専門業者に依頼することになるのです。節水のつもりで入れたのに、高額な修理費用を払うことになってしまうケースも少なくありません。修理には手間とお金がかかるので、タンク内には何も入れないようにしましょう。

手洗い管からの水漏れ

手洗い管から水がちょろちょろと出続けている状態を見たことがある人もいるでしょう。大量に出ているのでなければ、あまり気に止めない人もいるかもしれませんが、これも放置したままにするとトイレのつまりの原因になります。手洗い管から水が出ている場合は、水漏れが起きている可能性があります。水漏れとつまりは一見関係がないように思うかもしれませんが、適切な水の量が保たれないことがつまりに影響をおよぼすのです。水漏れによってタンクの水が少なくなると、汚物を流すための十分な水が流れなくなります。そして、水流や水圧が弱くなることで、汚物を下水に押し出す力が足りず、つまりを起こしてしまうのです。

手洗い管からの水漏れの原因は、タンク内の部品の故障の可能性があります。また、部品の位置が何らかの理由で変わってしまったことも水漏れの原因となります。ただ、タンク内を自分で直そうと思ってむやみにいじると危険です。専門的な知識もなく部品の場所を変えてしまうと、かえって故障がひどくなる可能性があります。そのため、手洗い管からの水漏れを見つけたときは自己判断で修理をせず、専門業者に連絡をして依頼をしたほうがいいでしょう。

トイレのつまりを解消するラバーカップとは

ラバーカップとは、いわゆる「スッポン」と呼ばれるものです。誤っておもちゃや固形物を落としてしまったときには、このラバーカップが非常に便利でしょう。大きな吸引力でつまりの原因を取り除きます。ここでは、トイレのつまりを解消するための、ラバーカップの種類や注意点について説明します。

和式用と洋式用の違い

ラバーカップは必要になってから初めて購入する場合も多く、和式用と洋式用があることを知らない人もいるでしょう。和式用と洋式用には形状に大きな違いがあるのです。和式用のラバーカップにはプラスチックの柄の先にゴムのカップがついています。対して、洋式用ではゴムカップ内にさらにゴムの筒がついています。これは、洋式便器の細い排水口にラバーカップが入るようにするためです。そうすることで、つまりを取りやすくしています。

ラバーカップの使用上の注意

ラバーカップを使用するときには、和式トイレには和式用、洋式トイレには洋式用をきちんと使い分けることが大切です。洋式トイレに和式用のラバーカップを使用するとカップの中に筒がないので、洋式便器内の小さな排水口にラバーカップが入りません。ラバーカップはしっかり押し込んでカップ内を真空にし、強く引っ張ることが重要です。そのため、洋式便器に和式用ラバーカップを使うのは効果的ではないのです。

トイレのつまりを直す流れ

つまっている状態に気づくと焦ってしまいますが、つまりを急いで取ろうとして慌ててラバーカップを便器に入れると、二次被害を引き起こすことにもなりかねません。ラバーカップを用意したら、つまりを取る前にきちんと準備をする必要があります。前もって準備をしておくことで、周りを汚さずに対処することが可能です。そして、ラバーカップを正しく使用しましょう。ここでは、ラバーカップを使って洋式トイレのつまりを取る方法を紹介します。

止水栓を止める

つまっている状態を解消する前に、まずはトイレの元栓といわれる止水栓を止める必要があります。壁や床についているもので、止水栓を開けたままにしてつまりを取ろうとすると、水漏れしてしまう可能性があるのです。2階以上の場所にトイレがある場合、水漏れが多いと下の階まで漏れてしまう可能性があります。集合住宅であれば下の階に住んでいる人にも被害がおよび、自分の部屋だけの問題では済まなくなってしまうのです。

水漏れによる他の階への被害を防ぐためにも、つまりを取る前には必ず止水栓を止めるようにすることが重要です。そして、水が流れないことを確認してから作業を行うようにしましょう。

水漏れしている場所の止水栓をピンポイントで閉めることで、他の蛇口は影響なく利用することが可能です。ほとんどの止水栓はハンドルを回す(ハンドル式)かマイナスドライバーを使って閉めることができます。

止水栓がなかったり一般の方には見つからなかったりする場合があります。水漏れがひどい場合は家の水道メーターの元栓を閉めます。
(お住まいによって様々ですので、場所をご確認ください。通常は、水道メーターの前後にバルブが設置されていますので、水道メーターの検針時にチェックしているところにあります。)

通常手で閉開できますが、普段使われない場合は固くなりやすいためペンチ等のお手持ちの工具を使用します。ご注意点として家全体の水の供給を一時的に止めることになるので、他の場所でも水が使えなくなってしまいます。また、元栓を止めても元栓から下流にある配管の中にある水がなくなるまでは、水が漏れつづけますのでご注意が必要ですあくまで応急処置ですが、落ち着いて状況を確認するためにもいったん栓を閉めてしまうのが有効です。

マンション・アパートの止水栓を閉める場合

マンション、アパートなどは玄関などの横にスチール製の扉があり、これをパイプスペースと呼びます。その中に電気、ガス、水道の元栓(水道メータ)バルブが設置れています。

自己所有のマンションであれば玄関ドアの近くにあるPSボックスの扉を開けると、水道メーターの横にバルブハンドルが見つかります、バルブ止水栓となります。

自己所有でないマンションの場合は管理組合、管理事務所に連絡するほうがいいでしょう、一つ間違えればマンション全体の水が止まります。

アパートの場合、大家さんや不動産会社などにお問合せ下さい。

参考資料:止水栓や水道メータの位置と場所

床をビニールシートで覆う

洋式トイレのつまりを取る前にもう1つ準備しておくことがあります。それは、床をビニールシートで覆うことです。ラバーカップを使用すると吸引時などに水はねをする場合があります。また、作業中に水漏れを起こすこともありえます。そうなった場合のことを考えてビニールシートで覆っておくと、床に汚水などの汚れがつくのを防ぐことができるのです。ビニールシートであれば、汚水が付いたとしてもそのまま捨てることができます。ビニールシートがない場合は、新聞紙で代用することも可能です。新聞紙には、ビニールシートのような防水性はありませんが、水分や汚れを吸い取ってくれるので、設置しておくと良いでしょう。

ラバーカップを使用する

下準備ができたら、ラバーカップでつまりを取ります。まず、便器に水が溜まっているかを確認しましょう。

ラバーカップは水の中で押すことで真空状態になり、引っ張る力でつまりを取り除きます。そのため、水が溜まっていないとカップ内が真空状態にならず、ラバーカップの効果を十分に発揮できないのです。水が抜けているときは、バケツで便器の中に水を流すようにしましょう。

ラバーカップが隠れるくらいの水を溜めたら、便器内にラバーカップをしっかり押し込み引っ張ります。この作業を数回繰り返しましょう。

コポコポという音がして水が流れていったら、つまりが取れてきたサインです。洗浄ハンドルを回して、勢いよくしっかり水を流しても水位が正常であれば、つまりが取れたと思って良いでしょう。

しかし、水位が上がってくるようなら、まだつまっている状態です。再度ラバーカップを押し込んで引くという作業を繰り返します。

ラバーカップの使用後は、きちんと水洗いをして天日干しをしましょう。使ったままの状態でしまうと、悪臭がしたり虫がわいたりする可能性があります。

いざというときにすぐ使えるように、使用後の適切な保管も重要です。

ラバーカップで直らない場合

ラバーカップで直らない場合は床下の排水管、下水管、排水桝の詰まりを見てみましょう。屋外の排水桝の蓋を開けてみればすぐにわかります、もし詰まっていれば電動トーラーや高圧洗浄機で直す作業になります、この作業は専門業者に依頼することになるでしょう。

下水のつまり

トイレやキッチンなどの数に比例して、排水管も複数通っています。これらの排水管が合流し、一カ所にまとまる場所が「排水桝(排水マス)」です。排水桝は庭などに設置されていることが多く、ふたが地面に露出しているので、見たことがある人も多いのではないでしょうか。

古いタイプの排水桝はコンクリート製で、四角や丸い形のものがあります。新しいタイプの排水桝は、排水管と同じ塩化ビニルでできているものが増えています。大きさは大小ありますが、設置されているものの多くは幅が15センチぐらいの丸い蓋になっています。排水管(下水管)で詰まりが発生している場合、電動トーラーや高圧洗浄機を使用して管清掃を行えば解決することもありますが、勾配に問題がある場合や管が破損している場合には、排水管の交換が必要になる場合もあります。

排水桝の清掃

屋外の排水管や排水マスの掃除は、お客様ご自身で定期的に実施する必要があります。排水マスは、排水口のつまりを防ぐために設置されているものですが、排水マスにはご家庭で発生した排水に付着している油分を含んだゴミが溜まります。そのため、排水マスの掃除を怠ると排水管のつまりや悪臭が発生してしまいます。

トイレのつまりを解消するのにやってはいけない方法

ラバーカップを使ってもつまっている状態が直らないときに、別の方法を試そうとする人も多いでしょう。しかし、間違った方法で解消しようとすると、便器を壊してしまう可能性もあるのです。そうなると、便器を交換することになり修理費用で済むはずだったものが、便器そのものを購入することになり費用もかさんでしまいます。ここでは、トイレのつまりを解消するためにやってはいけない方法を紹介します。

熱湯を流す

「便器に熱湯を流すとつまりが取れる」と、インターネットやメディアなどで紹介されているのを見たことがある人もいるでしょう。この方法は、トイレットペーパーが高い温度のお湯で溶けるという性質から考えられたものです。強力な薬剤の匂いや害が気になる人にとっては、熱湯を用意するだけでつまっている状態が解消されるなら試してみたくなるかもしれません。しかし、便器に熱湯を流すのは危険です。

便器は陶器でできているので高熱に弱く、熱湯を流すと便器にヒビが入る恐れがあります。ヒビが入るとそこから水漏れが起こるので、そのまま便器を使い続けることはできません。ヒビ割れた場合、便器ごと交換することになるので費用もかなりかかります。専門業者に修理を依頼したほうが安く済むケースがあるので、つまりを取るために熱湯を流すのはやめましょう。

便器を外してつまりを取る

なかなかつまった状態が解消されないと、便器を外してつまっているものを取り除こうと考えてしまう人もいるかもしれません。しかし、トイレづまりを解消するために自分で便器を外すと、取り返しのつかないことになる可能性があります。トイレの取り外しは手間と時間がかかるうえに、必ずしも自分で解消できるとは限りません。反対に、外したことで元に戻せなくなったり、壊してしまったりする場合もあるのです。

また、便器を外すと、便器内の汚れが床や体につくこともあります。トイレ中に汚れや悪臭が広がってしまうと掃除も大変です。なにより、衛生的にもよくないので、便器を外してつまりを取る方法はおすすめしません。便器を外さないと解消できないような場合には、専門業者に相談するようにしましょう。

強い薬剤を流す

トイレづまりを解消するために、強い薬剤を便器に流す方法もよくありません。強い薬剤は効き目が強い分、取り扱いに注意が必要です。万が一、皮膚についたりや目に入ってしまったりしたら非常に危険なのです。そして、強い薬剤は万能ではありません。つまりの原因となる異物の種類によっては効かない場合もあるのです。仮に、落としたものが小さなおもちゃだとしたら、薬剤ではつまりを取ることができません。尿石が原因である場合も、尿石除去剤でなければ除去できないのです。

薬剤を使用するのは、何が原因でつまっているかがわかっているときになります。つまったものがわからないのに強い薬剤を使うと、効果がないばかりか、便器を傷めてしまうこともあるのです。つまっている原因に合わせて、適切な処理を行うようにしましょう。

つまりを流水で流そうとする

「水圧や水流が弱くてつまっているなら、流し続けるとつまりが取れるのでは?」と考えて、流水で流そうとするのもいけません。つまっているということは水の出口が塞がっているということです。そんな状態で新たに洗浄ハンドルを回して流水を流すと、逆流して便器から水があふれてしまいます。トイレ中が汚水で水浸しになる可能性もあるのです。

そうならないためにも、ラバーカップでつまりを取ってから水を流すことが大切です。便器内の水位が下がっていても、いきなり水を流すのは危険です。つまっている状態が改善された気がしたら、バケツで少しずつ水を入れながら水位の様子を観察します。勢いよく水が流れる様子が確認できたら、洗浄ハンドルを回しても大丈夫でしょう。

酢と重曹を入れる

つまっている状態を解消するためにやってはいけないのが、酢と重曹を入れる方法です。キッチンの排水口などの掃除方法によく使われています。しかし、この方法をつまった便器に使用してしまうと、とんでもない事態を引き起こしてしまうことがあるのです。一般的に、酢と重曹を混ぜると炭酸ガスが発生して、そのガスが汚れを落としてくれます。この炭酸ガスはトイレットペーパーのつまりや尿石づまりに効果があるといわれています。しかし、つまったトイレにむやみに酢や重曹を入れると、炭酸ガスで水があふれ出してしまうことがあるのです。

キッチンの排水口はガスや水の出口があるので、水や炭酸ガスがあふれることはないでしょう。しかし、つまっているトイレには水や炭酸ガスの行き場がありません。よって、トイレ内を汚してしまう場合があるのです。また、酢と重曹を使う方法の難しいところは、使用する量の調節です。多すぎると水があふれ出してしまい、反対に少なすぎると効果がありません。つまり具合もケースによって異なるため、使用量の基準もなく、自分の感覚で行うしかないのです。

まとめ:トイレつまり・便器から溢れてます!詰りの原因と直し方【広島市】

自身で解消できるトイレつまりは、症状の軽いものばかりです。
ラバーカップや、手を突っ込んで異物を取るなどの方法を試してつまりが解消されなければ、症状は深刻であるということです。この場合は、業者に委託したほうが便器故障などのリスクが少なくなります。

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